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「オーガニックは環境にやさしい?」



今や健康的なイメージをもつ

「オーガニック」ですが、本来の目的は

環境負荷を抑えるために取り組まれた栽培方法です。

人と環境にやさしいとされる

「オーガニック」とは、

私たちにどのような影響をもたらすのでしょうか。


1.オーガニックとは?


「オーガニック」とは「有機の」という意味で、

農薬や化学肥料を使用せず、

有機肥料によって生産された農産物をいいます。

たい肥などで土づくりを行い、種まき、

または植え付け前の2年以上に

禁止された農薬や化学肥料を使用しないなどの

厳しい条件をクリアしたものを「オーガニック」といいます。


2.地球温暖化の防止


元々の目的は環境負荷軽減のために

行われた取り組みです。

有機物を使用した土づくりは炭素を増加し、

化学肥料を使用しないため

二酸化炭素を軽減できます。

また、有機物を含んだ栄養たっぷりの土は、

通気性、排水性、保水性が良くなります。

保水性、排水性の両面で機能するため、

災害時にも生産量を維持できると言われています。


3.生物多様性の保全


化学肥料や農薬で虫除けや除草を行うと、

土壌の生物や排除不要の植物にまで

影響を与えてしまします。

これは、食料を作るために必要不可欠な

蜂や昆虫による受粉が減少し、

この傾向が続けば昆虫は地球からいなくなり

生態系が壊れて食料をつくることが難しくなるかもしれません。


 

人や地球の未来を考え、

私たちが食生活や消費行動に意味を持つことで

オーガニック栽培の広がりや地球環境は

少しづつ良い方向へ変化していくのではないでしょうか。

持続可能な社会に向けて変わるいま、

人と地球にやさしい選択をすることが大切です。

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